とうとう鶏さんがやってきました。5人の鶏さんたちです。

養鶏場からの保護引き取りがとても困難だったので、育雛場から保護してきました。

現在の養鶏場は、鳥インフルの理由からか鶏の管理が厳しくなっています。そこそこの養鶏場で約半年に一度の割合で、部分入れ替えがあります。例えば小規模の2万羽飼育の養鶏場なら、その1/3の6千羽を全員屠殺場に送って、新しい生産性のある若い鶏に入れ替えます。餌代と採卵収入の採算が取れなくなったら、定期的に入れ替えるというわけです。

その入れ替えの時にも、病死したのが何羽で、害獣による死亡が何羽というふうに記録しておかなくてはなりません。「行方不明」というのはあってはならないようです。

なので、養鶏場からの保護はあきらめて、ひなを育てている育雛場からの保護になりました。養鶏場から、傷ついたり、病気になってボロボロになった屠殺寸前の鶏さんを保護するのが正攻法なのではないかと、ずいぶんと葛藤しました。が、育雛場で育つ若い鶏さんも、“出荷”されたその日から、A4サイズのバタリーケージに入れられて、死ぬまで工場畜産の地獄の日々を送るわけです。遅いか早いかの違いしかありません。

「食料システムから動物を排除する」という大きな視点に立てば、養鶏場からの保護も育雛場からの保護も大きな違いはない、と判断したのでした。

海外の動物保護団体が実践するように、逮捕覚悟で養鶏場に不法侵入して、弱っている鶏さんたちを救出するという方法は、気が弱く、シングル子育ての最中である僕には到底できませんでしたし(逮捕されたら3人の子どもたちはその日から養護施設に預けられてしまいます)、また、その活動方法が、この日本でやれるのか、よりよい方法なのかどうかは、僕にもよくわかりません。

さて、この人たちが今後、終生にわたって生きていくスペース(8×15m=120㎡)には、四方と天井に金網が貼ってあり、大敵のイタチの侵入を阻んでいます。

一応、鶏小屋もありますが、イタチからの防御を考えると、それほど必要ではありません。当初は、費用のことを考えて、天井には金網は付けず、電柵で防御しようかと考えていたのですが、電柵は些細なことで電流が流れなくなるし、自分でつけるのも困難だったので、結局、四方の柵と金網を張ってもらった業者に、追加工事として天井網もつけてもらいました。

 けれど、これは正解でした。

 電柵のように今日は通電大丈夫だろうかとハラハラドキドキしなくてもいいし、夜になって鶏小屋の自動ドアが開いてしまったりしたらどうしよう、などと不安に思うこともありません。天井網があるので、野生の鳥との接触もないので、鳥インフルへの感染も皆無です。言ってみれば、120㎡全部が広い鶏小屋みたいなものなので、安心なのです。

 このブログ、今日はこの辺で終わります。